30代になり、将来のお金に漠然とした不安を抱えているサラリーマンの方は多いのではないでしょうか?
「そろそろお金の勉強しなきゃな…」と思ったとき、候補に挙がるのが「FP3級(ファイナンシャル・プランナー)」ですよね。
しかし、ネットで調べると「FP3級なんて意味ない」「大人なら知ってて当然のレベル」
なんて冷ややかな声を目にすることがあります。
「せっかく貴重な時間を使って勉強して、意味がなかったら嫌だな」と一歩踏み出せない気持ち、めちゃくちゃよくわかります。
結論から言うと、資格としての市場価値(転職など)は高くありません。履歴書にも書かないレベルです。
しかし、個人の資産形成・防衛のためのリテラシー習得としては、30代サラリーマンにこそ超高コスパな資格です!
今回は「30代でFP3級を取る意味」について、私の実体験も交えながら本音で解説します。
結論:30代のFP3級取得は「意味ない」は間違い!その真実
資格単体での「転職・キャリアアップ」の効果は薄い
現実をお伝えすると、FP3級は入門レベルの資格なので、履歴書に書いたからといって転職が有利になるわけではありません。
ネットで「意味ない」と言っている人の大半は、この「業務上のメリットの少なさ」を理由にしています。
もし、金融業界への転職やキャリアアップを第一の目的にするなら、確かにFP3級では少し物足りないかもしれません。
真の価値は「人生の選択肢を広げるお金の防衛知識」にある
では、なぜ30代サラリーマンにおすすめなのか。
それは、この資格の真の価値が「人生の選択肢を広げ、自分の資産を守るための知識」がオールインワンで詰まっている点にあります。
FP3級では、大きな項目として以下の6分野を学ぶことになります。
- ライフプランニング
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
これらは人生に必要不可欠な「お金の6大分野」を網羅的に学べます。
30代から押し寄せるライフイベントの総額は数千万円単位になります。
FP3級で学ぶ知識がないと、国や会社に引かれる税金、不要な保険、そんなローンなどで何百万円も損してしまうリスクがあります。
つまり、FP3級は「攻めのキャリアアップ」ではなく、「守りの家計防衛」に最強の資格なんです!
実体験:マイカーローンの金利で大損の危機
私が新入社員の頃、約10年ほど前に車を買おうと思い、ローンをどうしようか悩んでいたことがあります。
大手中古車店で気に入った車があったため、購入しようと思い、店員さんと話していました。
借入金は200万円。新入社員にしては気合の入ったローンだったと思います。
中古車販売店のカーローンは金利が高いと会社の上司から聞いていたので、身構えながら店員さんの話を聞いていてびっくり!
提示された金利は9.0%。
これはさすがにヤバイと思い、ローンは自分で調べて入ると丁重にお断りした経験があります。
結局、私がネットで借り入れしたローンは借入期間5年、金利2%でした。
改めて、金利9.0%、2.0%で計算してみると総返済額の差はなんと「387,660円」!
こう思うと金利の重要性がわかりますよね!あの頃の自分ナイス!

↑借入期間5年金利9.0%シミュレーション
(三菱UFJ銀行:マイカーローン返済額シミュレーション)

↑借入期間5年金利2.0%シミュレーション
(三菱UFJ銀行:マイカーローン返済額シミュレーション)
30代だからこそ、学んだ知識を「今すぐ実生活に全振りできる」
「30代からじゃ遅いかな…」なんて心配は一切不要です。
むしろ、20代とは違い、保険や将来のライフプランの痛みをリアルに感じている30代だからこそ、勉強の内容がスルスル頭に入ってきます。
学んだその日から、自分の家計に即座にフィードバックして見直しができるので、受けるなら「今」がベストタイミングですよ!
30代サラリーマンがFP3級を勉強する4つの具体的メリット
具体的に、FP3級を学ぶと毎日の生活がどう変わるのか、4つの大きなメリットを紹介します。
源泉徴収票が読めるようになり、賢く「節税」ができる
今まで、会社から渡される源泉徴収票を何となく眺めて終わり、年末調整も言われるがままに書類を出していませんでしたか?
恥ずかしながら、私も年収と手取りだけ見て保険料控除を申請して終わる感じでした。
FP3級を学ぶと、「タックスプランニング」の分野で所得税計算方法を学んだり、控除(医療費控除やふるさと納税など)への理解が深まります。
会社員が唯一できる「合法的な節税」を自分の手でコントロールできるようになるのは、かなり気持ちが良いものです。
【私の失敗談】実は保険で120万が…
「社会人になったからとりあえず入っておくか」と、月々高い保険料を支払っていませんか?
私は母親が保険の営業ウーマンなので言われるがままに加入していました。
毎月1万以上の保険料をつい最近まで払っており、先日すべて解約しました。
計算したくないですが、単純に年間120,000円×10年=1,200,000円の損失…
今まで、白内障や尿管結石といった病気になりましたが、正直全然割に合わないですよ。
大きな勉強代となりましたが、親孝行していたということで納得するしかないですね。
「リスク管理」の分野を学ぶと、日本の強力な公的医療保険制度(高額療養費制度など)が正しく理解できます。
また、万が一のときの遺族年金の仕組みなどが正しく理解できます。
自分がすでに国からどんな保証を受けているかがわかれば「じゃあ民間の保険はこれだけで十分じゃん!」と見抜く力が付きます。
また、必要最低限の掛け捨て保険に入ることで固定費の大きな断捨離につながります。
新NISAやiDeCoなど、国策の「資産運用」に迷わなくなる
「新NISAを始めている人多いけど、損するのが怖くて一歩踏み出せない…」という方も多いはず。
試験勉強の中に「金融資産運用」のセクションがあります。
ここで投資信託や株式投資の基礎知識がしっかりと身につきます。
ネットの怪しい情報やインフルエンサーの言葉に振り回されず、リスクとリターンを考慮し、自信をもって長期投資をスタートできます。
「損する」、「怖い」と思っている方はデイトレードやFXといったギャンブル要素が強いものを想像しているのではないでしょうか?
そういう方におすすめなのは「インデックスファンド」です。
(インデックスファンド:市場全体に丸ごと投資する、初心者向けの投資信託みたいなイメージ)
今回は詳しく書きませんが、今度私が新NISAで実際に買い付けしているものをお伝えしますね!
家の購入や住宅ローン選びで失敗しなくなる
30代の最大のイベントともいえる「マイホーム購入」。
不動産の基礎知識や住宅ローンの金利(固定・変動)の仕組みがわかるようになります。
銀行や不動産業者の営業トークをそのまま鵜呑みにせず、自分の脳内である程度判断をつけられるようになるはずです。
金利の選び方ひとつで、生涯の支出が数百万円変わるインパクトを事前に検討できるのは大きな強みです。
不動産は本当によく考えて購入を
今回、FP3級の「不動産」のセクションで基礎知識を学ぶことができました。
今まで紹介した3つのメリット、タックスプランニング(節税)・リスク管理(保険)・金融資産運用(投資信託)は自分である程度コントロールが可能です。
しかし、不動産についてはフラット35など、長期的なローン返済となります。
負債があるのはボディーブローのようにメンタルがしんどくなってくる可能性があります。
「どうしてもマイホームが欲しいんだ!」という決意で購入するのは問題ありません。
そこは個人の自由です。
しかし、ローンを組むというのは数千万単位の借金をすることというのは認識してくださいね。
まとめ:30代のFP3級は「人生の後半戦」をイージーモードにする最強の自己投資
「今さら勉強なんて…」と思う気持ちもわかります。
ですが、FP3級に興味を持ったきっかけを考え直してみましょう。
「将来のお金に不安がある」「30代なのにお金について全然知らない」こんなことを考えたのではないでしょうか。
私自身、親や友人とまともにお金の話をしてこないまま30代になってしまった人間です。
しかし、FP3級を学ぶことで、これまで何となく加入した保険や、とりあえずやっていた年末調整が「自分のこと」として解像度高く理解できるようになります。
私自身、保険を何も考えず加入していたことで120万円の痛すぎる勉強代を払ってきました。
もっと、早くFP3級の知識があれば、この大損は防げたはずです。
(親が絡んでるので無理かもしれませんが…)
世の中のお金の仕組みが見えるようになるだけで、将来の漠然とした不安は驚くほど消えていきます。
そう思うと、勉強のやる気が湧いてきませんか?
勉強のコツは「完璧主義を捨てること」です。
1日15分の隙間時間からでも、問題集をパラパラめくるだけでも構いません。
私がFP3級に合格した勉強方法について以下の記事に書いていますので、ぜひ気になった方は読んでください。
【資格】30代転勤族の挑戦 FP3級に独学一発合格!仕事と両立した勉強法とリアルなスコアを公開
お金の不安を解消する特効薬、それは「正しい知識で武装すること」です。
一緒に諦めない資産形成を頑張っていきましょう!
まずはテキストを1冊本屋で見に行ってみるなど、今日できる小さな一歩から始めてみませんか?



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